A330MRTT、入札資格を獲得 カナダ政府の空中給油機更新

A330MRTT、入札資格を獲得 カナダ政府の空中給油機更新

ニュース画像 1枚目:A330 MRTT、画像はオーストラリア空軍向け
© AIRBUS
A330 MRTT、画像はオーストラリア空軍向け

カナダ政府は、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースが提案した空中給油機の更新でA330マルチロール・タンカー・トランスポート(MRTT)が入札資格を獲得したと通知しました。エアバスがTwitterで明らかにしています。ボーイングもKC-46ペガサスを提案していましたが、これは条件を満たさなかった模様です。

カナダ政府は、戦略的タンカー輸送能力(Strategic Tanker Transport Capability: STTC)プロジェクトとして2020年12月にその条件を決定。その後の要件定義を経て、各社の提案が入札資格の条件を満たすか確認が進められていました。条件には、カナダの産業へのメリット、予算総額で10億〜50億ドルなどがあげられていました。STTCの要件では、機体の納入が2022〜2023年度、初期運用能力の獲得は2028〜2029年度、完全運用能力の獲得は2030〜2031年度とされています。

カナダ空軍(RCAF)は現在、A310をベースとしたCC-150ポラリスを4機運用しています。STTCはこの4機を更新する計画です。

この記事に関連するニュース
メニューを開く