ハイフライ航空のエアバスA340-300型が2021年11月17日(水)から11月19日(金)にかけて、ケープタウンから南極大陸に運航しました。これは、A340が初めて南極大陸に着陸したフライトでした。ケープタウンから南極大陸へ片道4,600キロ(km)ほど、飛行時間で5時間ほどでした。今シーズンは、南極へ科学者や貨物の輸送、さらに観光客を輸送するため、ハイフライのA340の機体記号(レジ)「9H-SOL」が使用されます。
今シーズン最初のフライトは、往路に5時間10分、南極でのターンアラウンドは3時間、復路は5時間20分でした。ケープタウンでは77トンの燃料を搭載し、4発エンジンの冗長性は、非常に過酷な環境に向かうフライト、かつ長距離を飛行する際には、堅牢性、快適性、安全性を確保する上で、理想的な飛行機でした。
南極で離発着したのは、クィーンモードランドでイギリス企業が運営するウルフファング・ラウンウェイでした。滑走路周辺は計器飛行方式(IFR)では250ノットの速度制限が設けられているICAOによるクラスCの空域で、ハイフライのパイロットはA340での運航前にビジネスジェットでの飛行を経て、今回の運航となりました。