A340が初めて南極大陸に着陸、ハイフライが運航

A340が初めて南極大陸に着陸、ハイフライが運航

ニュース画像 1枚目:南極大陸に着陸したハイフライ航空のA340-300型
© Marc Bow / Hi Fly
南極大陸に着陸したハイフライ航空のA340-300型

ハイフライ航空のエアバスA340-300型が2021年11月17日(水)から11月19日(金)にかけて、ケープタウンから南極大陸に運航しました。これは、A340が初めて南極大陸に着陸したフライトでした。ケープタウンから南極大陸へ片道4,600キロ(km)ほど、飛行時間で5時間ほどでした。今シーズンは、南極へ科学者や貨物の輸送、さらに観光客を輸送するため、ハイフライのA340の機体記号(レジ)「9H-SOL」が使用されます。

ニュース画像 1枚目:A340の南極初着陸を記念して掲げられた横断幕
© Marc Bow / Hi Fly
A340の南極初着陸を記念して掲げられた横断幕

今シーズン最初のフライトは、往路に5時間10分、南極でのターンアラウンドは3時間、復路は5時間20分でした。ケープタウンでは77トンの燃料を搭載し、4発エンジンの冗長性は、非常に過酷な環境に向かうフライト、かつ長距離を飛行する際には、堅牢性、快適性、安全性を確保する上で、理想的な飛行機でした。

ニュース画像 2枚目:貨物は雪上車で積み下ろし
© Marc Bow / Hi Fly
貨物は雪上車で積み下ろし

南極で離発着したのは、クィーンモードランドでイギリス企業が運営するウルフファング・ラウンウェイでした。滑走路周辺は計器飛行方式(IFR)では250ノットの速度制限が設けられているICAOによるクラスCの空域で、ハイフライのパイロットはA340での運航前にビジネスジェットでの飛行を経て、今回の運航となりました。

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