水際対策緩和へ、日本/シンガポール間の航空会社 運航状況まとめ

水際対策緩和へ、日本/シンガポール間の航空会社 運航状況まとめ

ニュース画像 1枚目:シンガポール航空 イメージ (JMBResonaさん 2019年3月14日撮影)
© FlyTeam JMBResonaさん
シンガポール航空 イメージ (JMBResonaさん 2019年3月14日撮影)

政府は2022年6月から新型コロナウイルスの水際対策の緩和として、入国者数の上限引き上げ、海外から観光目的の入国再開を検討しています。その対策の1つとして観光庁は、5月中にシンガポール、タイ、アメリカ、オーストラリアの4カ国を出発する観光客を少人数のパッケージツアー形式で受け入れる実証事業を実施します。この4カ国は、日本人の海外旅行先として渡航しやすい環境にあると考えられます。そこで、今回は4カ国の中から日本/シンガポール間を結ぶ航空会社の運航状況をまとめました。

現在、全日空(ANA)、日本航空(JAL)、ジップエア、シンガポール航空と、計4社が日本/シンガポール間を運航しています。スクートは成田/台北間に搭乗できますが、シンガポールまではアクセスできません。日本/シンガポール間の運航状況は5月現在、以下のとおりです。いずれも1週間あたりの往復便数を記載しています。

■日本/シンガポール間の1週間あたり往復便数 (5/19現在)

ニュース画像 1枚目:日本/シンガポール間の航空会社 2022年5〜8月運航状況
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日本/シンガポール間の航空会社 2022年5〜8月運航状況

現在、成田、羽田、名古屋(セントレア)、関西、福岡の5空港からシンガポールへ出発できます。夏休みに向けて、日系2社が増便を計画。JALが6月に成田/シンガポール線をデイリー運航に増便、ANAが7月から成田発着をデイリー運航、羽田発着を週5往復に増便します。

また、ANA、JAL、シンガポール航空とも、コロナ前に運航していた便の再開に至っていないものがあります。今後の緩和策と利用者の動きによって、その運休便が再開される可能性もあります。現在は、シンガポールまでアクセスできないスクートも、台北での乗り継ぎが可能になれば、成田からシンガポールへのアクセスだけでなく、関西、新千歳を結ぶ定期便の再開も期待されます。

なお、シンガポール政府は4月から、日本を含む新型コロナウイルスのワクチン接種完了した渡航者の受け入れを再開しています。出発48時間前以内に受検した陰性証明書が必要でしたが、4月下旬にワクチン接種済みの方は、検査義務が撤廃されています。これを受け、日本の旅行会社はシンガポール行きパッケージツアーの販売を再開しています。夏休みに向け、日本、シンガポールとも旅行しやすい環境が整っていきそうです。

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