出入国に関わる水際対策や制限が緩和され、2023夏ダイヤからは多くの航空会社が再開や増便、機材の大型化や新規就航を開始しています。直近の2023年3月30日〜4月7日の間に日本の空港へ飛来し、注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
3月30日・成田国際空港
エルアル・イスラエル航空 ボーイング787-9型機 「機体記号:4X-EDM」
2019年に12機目のボーイング787導入に際し、イスラエルが誇るシンガーソングライター・詩人のナオミ・シェメル氏の功績を称え、イスラエルの第2の国歌ともいわれる同氏の代表曲「黄金のエルサレム」と名付けられた特別塗装機が飛来しました。同機は、3月の新規就航以降、2回目。
3月31日・成田国際空港
アエロメヒコ航空 ボーイング787-8型機 「機体記号:N965AM」
3月26日からおよそ3年ぶりにデイリーで運航を再開。通常は、787-8による運航ですが、同社は787-9も所有しており、飛来実績もある787-9で今後運航される可能性もあるかもしれません。
4月2日・関西国際空港
大韓航空 ボーイング787-8型機 「機体記号:HL8508」
大韓航空が所有・運航するビジネスジェット。この日は、ソウル(金浦)と関西空港の間を往復。前回は、2022年11月24日に羽田空港へ飛来。
4月4日・仙台空港
トキエア ATR 72-600型機 「機体記号:JA02QQ」
4月3日、4日、6日、7日に新潟空港と仙台空港を2往復(4月3日は1往復)する訓練飛行を実施。路線就航を見据えた訓練飛行となりました。
4月4日・名古屋飛行場
オーストラリア空軍 KC-30A空中給油・輸送機 「機体記号:A39-003」
3月29日に「日豪空中給油適合性確認試験」を行うため飛来。この確認試験は4月3日から25日までの予定で、この間同空港を発着すると見られます。航空自衛隊によると、27日に帰国予定としています。
4月4日・羽田空港
アゼルバイジャン航空(政府機) ガルフストリームG650型機 「機体記号:4K-AI88」
アゼルバイジャン政府のガルフストリームが羽田空港に飛来しました。5日夜には、アゼルバイジャンのバグーへ向け飛び立ちました。
4月7日・羽田空港
ガルーダ・インドネシア航空 エアバスA330-300型機 「機体記号:PK-GPZ」
同社の創立74周年を記念した特別塗装機が、ジャカルタからのGA874便として日本初飛来。
4月7日・関西国際空港
バーレーン王室航空 ボーイング747-400型機 「機体記号:A9C-HAK」
バーレーン王室航空のジャンボが関西へ。目的は不明ですが、わずかな時間の滞在でした。2015年からこの機体が「A9C-HAK」となっていますが、それ以前に同じ機体記号の同航空747SP型機が日本へ飛来したこともあります。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?