航空自衛隊は2023年6月12日、岐阜基地所属の戦闘機向けにバイオマス由来減量や使用済み食用油などから作られた持続可能な“SAF(サフ:Sustainable Aviation Fuel)”燃料を使用したことを明らかにしました。同基地所属のF-2B戦闘機「機体記号:63-8101」と、F-15J戦闘機「02-8801」に対して給油を実施しました。
航空自衛隊としては、2022年11月の政府専用機運航(羽田/プノンペン間)で“SAF”を初めて使用。その後、2023年1月(羽田/パリ間)と5月(羽田/広島間)の運航でも使用しています。航空自衛隊を管轄する防衛省では、自衛隊が排出する温室効果ガスの排出量を削減する計画を策定しており、今後は戦闘機などへも給油範囲を広げていくものと見られます。