引退が発表されているA310ベースの輸送機に、新規就航や運航再開、新機材など、話題の多かった直近の2023年9月1日〜7日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
9月1日・羽田空港
上海航空 ボーイング787-9型機 「機体記号:B-20CD」
同日から羽田線へ787-9の投入が開始されました。これまでボーイング737型機などが使用されていましたが、コロナ禍以降、久しぶりの大型機での飛来となりました。
9月2日・中部国際空港
フィリピン航空 エアバスA350-900型機 「機体記号:RP-C3501」
同社のA350がセントレアへ初飛来しました。通常はエアバスA320やA321が投入されているマニラ線ですが、この日は機材変更で飛来したと思われます。
9月2日・成田空港
MSC Air Cargo (アトラス航空) ボーイング777F型機 「機体記号:N708GT」
海運大手のMSC社の航空貨物部門で、アトラス航空が運航を担当。この日、日本へ初めて飛来しました。
9月2日、5日・成田空港
ビーマン・バングラデシュ航空 ボーイング787-8型機 「機体記号:S2-AJV、S2-AJU」
17年ぶりに直行便として復活した同社。2006年の運休時には、エアバスA310型機でバンコク経由にて運航していましたが、再開にあたって最新鋭の787が投入されています。火・木・土の週3便が運航されています。
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9月3日・阿蘇くまもと空港
スターラックス航空 エアバスA321neo型機 「機体記号:B-58201」
熊本県内への台湾企業進出も後押しに、週5便で台北(桃園)線の運航を開始。冬ダイヤからは毎日運航されることも発表されました。
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9月5日・羽田空港
カナダ空軍 エアバスCC-150(A310)型機 「機体記号:15001」
エアバスA330型機をベースにした新型機へ置き換えられることが発表されている、A310ベースのCC-150が飛来。同機は、2023年3月に茨城空港、2022年11月に成田空港へ飛来しています。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連で飛来したとみられます。
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9月6日・中部国際空港
シンガポール航空 ボーイング787-10型機 「機体記号:9V-SCU」
ボーイングのチャールストン工場で新造された機体が、デリバリーフライトの途上で給油のためにセントレアへ立ち寄りました。2日には、「9V-SCR」も同様にセントレアへ飛来し、その後シンガポールへ向かっています。
9月7日・関西国際空港
イタリア空軍 エアバスA319CJ型機 「機体記号:9V-SCU」
イタリア空軍の要人輸送を担うA319が関空へ飛来しました。イタリア・ローマからカザフスタン・アルマトイを経由し、羽田空港へ飛来。その後、関空へ到着しています。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?