全日本空輸(ANA)は2023年10月29日(日)の冬ダイヤから、羽田空港第2ターミナル国際線の出発便数を3倍に増加します。7月19日から運用を再開した同エリアですが、夏ダイヤ期間は午前中を中心とした出発5便のみに限定して営業。冬ダイヤ以降は、深夜帯を除くほぼ全時間帯に営業を拡大し、合計16便が出発します。これにより、ヨーロッパ線は全便を第2ターミナルへ集約し、第3ターミナルを発着するのは、アメリカ線や一部アジア線のみとなります。
第2ターミナル国際線エリアには、ANAのラウンジが2か所設けられています。ファーストクラス利用者、ダイヤモンドサービス会員向けの「ANA SUITE LOUNGE」と、ビジネスクラス利用者や、スターアライアンス・ゴールド会員などが利用可能な「ANA LOUNGE」です。
今回、有料ラウンジサービスでも利用可能な「ANA LOUNGE」を徹底調査しました。
※写真は7月の報道公開時、または9月取材時点のものです。
【ANA SUITE LOUNGEの詳細記事はこちら:【徹底調査】羽田版“Z屋敷”最大級ラウンジ公開!ANA、第2ターミナル国際線エリア 7月19日再開】
「ANA LOUNGE」は、出国審査場を抜けて右側にあるエスカレーターを登った4階に位置しています。「ANA SUITE LOUNGE」が3階と4階のメゾネット構造になっているのに対し、「ANA LOUNGE」は両ラウンジ共通の受付がある4階のみで営業。とても広いスペースが確保されており、座席数は約900席です。窓際に設置された席からは、目の前のC滑走路を離発着する飛行機や、D滑走路へ向かって地上走行中の飛行機を眺めることができます。
受付から入るとすぐに、広いスペースに荷物保管用のロッカーを完備。先へ進むと広々としたエントランス空間に開放的なソファースペースがあり、周りには本棚や10室設けられたシャワー室、化粧室と喫煙所、ビジネスエリア、通話スペース、キッズルーム、休憩エリアを配置しています。
ダイニングエリアには、BARカウンター、LIVEキッチン、ビュッフェカウンターとヌードルバーがあります。夏ダイヤ中は使用されていなかったBARカウンターとLIVEキッチンは、冬ダイヤから時間帯を限定して再開します。ダイニングエリアの先、奥まったエリアには、パーティションで区切られたソファー席も用意。用途に応じて様々な寛ぎ方が可能です。
冬ダイヤでの第2ターミナル国際線出発便の増加により、「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」の営業時間は、5時からNH217便最終出発(24時すぎ)までに拡大。早めに空港へ到着、または乗り継ぎの時間を十分確保するなど、広大なスペースを誇る「ANA LOUNGE」で、出発前のひとときを満喫してみてはいかがでしょうか。
◼️冬ダイヤ(10月29日以降)の出発16便
太字が冬ダイヤからの追加便
NH889便 シドニー行き (08:30発)
NH859便 香港行き (08:50発)
NH851便 台北(松山)行き (09:20発)
NH215便 パリ行き (09:45発) *水・金・日の週3便
NH211便 ロンドン行き (09:55発)
NH969便 上海(虹橋)行き (10:00発)
NH223便 フランクフルト行き (10:40発)
NH841便 シンガポール行き (10:55発)
NH965便 深圳行き (11:00発)
NH853便 台北(松山)行き (12:40発)
NH116便 バンクーバー行き (21:55発)
NH186便 ホノルル行き (22:15発)
NH203便 フランクフルト行き (22:45発)
NH879便 シドニー行き (22:45発)
NH843便 シンガポール行き (00:35発) *10月30日から
NH217便 ミュンヘン行き (00:50発) *10月30日から、月・水・金・土の週4便