オリエンタルエアブリッジ(ORC)は、退役したDHC-8-200型機「機体記号:JA802B」が2023年11月29日に離日したことを発表しました。同機は、9月21日の壱岐/長崎線OC44便ラストフライトを終えて以降、長崎空港で保管。11月16日には、機体記号がオーストラリア籍の「VH-AO8」へ変更され、去就に注目が集まっていました。
次の所有者は、航空機の売買や運航、整備などを手がけるオーストラリアの「Airflite社」です。公式SNSでは、長崎空港を出発し寄港地の那覇空港へ向かったことが報告されており、今後新しい所有者が拠点とするオーストラリアにフェリーされるものとみられます。
9月に退役した 旧#JA802B が、海外へお引越しのため、本日ORCを離れ、最初の寄航地である沖縄へ向けて飛び立ちました
— 【公式】オリエンタルエアブリッジ (@OrientalAirBRDG) November 29, 2023
社員でお見送りした様子を皆さまにお届けします。
バイバイJA802B 、元気でね#ORC#オリエンタルエアブリッジ pic.twitter.com/qw9xXVASDn
「JA802B」は2001年12月から運航を開始。構造上の限界離着陸回数(8万サイクル)に達したため、退役しました。ORCは、日本に残る最後のDHC-8-200(39席仕様)「JA803B」と、48席仕様のATR42-600型機「JA10RC」「JA20RC」の計3機を運用します。