空自がロシア機にスクランブル発進、機体はまさかのアクロバット飛行隊「ロシアン・ナイツ」所属戦闘機！？

配信日： 2023/12/15 15:50
防衛/軍事活動・訓練

航空自衛隊撮影のSu-35を拡大した図

防衛省統合幕僚監部は、2023年12月14日、中国およびロシアの爆撃機が日本海から東シナ海にかけて戦闘機などと合流しつつ、共同飛行を行ったことを確認。航空自衛隊西部航空方面隊などの戦闘機が緊急発進し、対応しました。

発表によると、東シナ海から日本海に進出した中国のH-6爆撃機2機が、日本海においてロシアのTu-95爆撃機2機と合流した後、東シナ海にかけて長距離にわたって共同飛行を行ったことを確認。その後、日本海、東シナ海、対馬海峡などを飛行した際には、中国のJ-16戦闘機やY-8電子戦機、ロシアのSu-35戦闘機2機などが合流し、Tu-142哨戒機が日本海の公海上を飛行したとしています。

こうした一連の発表において、航空自衛隊が撮影した中国機とロシア機の写真が公開されました。その中で、ロシアのSu-35戦闘機とされる機体が、ロシア空軍のアクロバット飛行隊「ロシアン・ナイツ」所属機と思われる塗装であったことに注目が集まっています。

「ロシアン・ナイツ」は、Su-35S戦闘機を使用するロシア空軍所属のアクロバット飛行隊です。通常は航空イベントや式典などで曲技飛行を披露することが任務であるド派手な塗装のこの機体が、なぜ、中国との共同飛行任務についていたのか、詳細は不明です。今後もロシア機の動向が気になるところです。

航空自衛隊撮影のTu-95およびSu-35

航空自衛隊撮影のH-6

航空自衛隊撮影のY-8

航空自衛隊撮影のTu-142

航空自衛隊撮影のJ-16

本日、中国の爆撃機(H-6) x2機及びロシアの爆撃機(Tu-95) x2機が日本海から東シナ海にかけての超l距離にわたって戦闘機等と合流しつつ共同飛行を行った。
これらに対し、#航空自衛隊の西部航空方面隊等の戦闘機を #緊急発進させ、対応した。#JASDF #スクランブル pic.twitter.com/VxWIfP1pPT
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) December 14, 2023