EADS、アメリカ陸軍向け武装偵察ヘリを自主開発

EADS、アメリカ陸軍向け武装偵察ヘリを自主開発

EADSノースアメリカは2012年9月26日、アメリカ陸軍向け武装偵察ヘリコプターの自主試験飛行を開始したと発表しました。

これはAAS-72X+という機種で、現在アメリカ陸軍へ240機が納入されているUH-72Aラコタの発展型です。UH-72AはEC145の軍用型ですが、AAS-72X+はEC-145T2の軍用型になり、テールローターをフェネストロンとし、エンジンとアビオニクスを強化しています。そしてロッキード・マーティンがミッション・コンピューターを提供し、システムをインテグレートしています。

アメリカ陸軍では現用のOH-58Dカイオワ・ウォーリアーのアップグレードを計画していますが、EADS北米ではAAS-72X+はコスト的に対抗でき、2016年には運用開始できると主張しています。

EADS北米では、2機の試作機を使用して高高度試験を開始しました。AAS-72X+は、アメリカ陸軍が求める高度6,000フィート、華氏95度(摂氏35度)の厳しい条件下で大きなパワー、航続力、耐久性、積載能力を発揮するとしています。

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