大韓航空、10月22日サンパウロ行き 急病患者対応で新千歳に緊急着陸

大韓航空、10月22日サンパウロ行き 急病患者対応で新千歳に緊急着陸

大韓航空は2012年10月22日、仁川発ロサンゼルス経由サンパウロ行きのKE061便が機内で呼吸困難に陥った乗客の命を守るため、新千歳空港に緊急着陸しました。

仁川空港を午後9時39分に出発したKE061便は札幌の東南1350キロメートルの太平洋上空で、81歳の日本人男性客がトイレで胸の痛み、呼吸困難を訴えました。客室乗務員が即座に機内放送で医師の搭乗を確認、ブラジル国籍の医師が搭乗していたため、機内の酸素を供給する応急措置にあたりました。ただ、症状が好転せず、最も近い新千歳空港への回航を決定。

この決定後は、大韓航空の関連部署が非常勤務体制となり、到着後に患者を病院に搬送できるよう救急車を待機させたほか、航空医療センターの専門医たちが、患者の容態が安定するよう着陸まで客室乗務員に医学的なアドバイスを行いました。

新千歳空港には10月23日午前4時ごろに到着、患者は救急車で近くの病院に搬送され、尊い命を救うことができたとしています。

なお、大韓航空のKE061便は運航と客室乗務員の勤務時間の規定に基づき、仁川から代替乗務員を新千歳へ送り、乗客は近隣のホテルで休息。10月23日午後4時に、新千歳空港からロサンゼルス、サンパウロへ出発しました。

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