エアバス、A380やA330、A350ともアジア太平洋地域で大きな需要

エアバス、A380やA330、A350ともアジア太平洋地域で大きな需要

エアバスは2013年9月24日、2013年から2032年の航空機市場予測「グローバル・マーケット・フォーカスト(GMF)」で今後20年、29,220機以上の新造の旅客機、貨物機が必要になる見通しと発表しました。

A350 XWB A380 A330 編隊飛行

このうち、A380などの超大型機は1,334機で、このうち47%がアジア太平洋地域での需要、中東が26%、欧州が16%としています。アジア太平洋地域の高い需要は、中産階級層が今後20年で4倍に増加する見通しから、大型機がこの地域で多く必要となる見込みを立てています。

A330とA350 XWBファミリーの2通路があるワイドボディ機は、6,779機の新造機需要を予測。この機体もアジア太平洋地域が48%、欧州が15%、中東が13%。

単通路型機は、機数ベースで世界の総引き渡し機数の71%に上り、20,242機が必要となる見込み。金額ベースでは1兆8,000億米ドル。アジア太平洋地域で34%、北米23%、欧州23%が地域別の見込みで、特に格安航空会社(LCC)の成功と、アジア、中東、アフリカでのLCCの拡大が新規旅客数の増加を牽引し、市場開拓に貢献するとしています。

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