ハワイに沈む旧日本海軍の潜水空母を発見【動画】

ハワイに沈む旧日本海軍の潜水空母を発見【動画】

ハワイ大学マノア校は2013年12月2日、ハワイ・オアフ島南西沖の水深2,300フィートの海底に眠る旧日本海軍の大型潜水艦「伊400」を発見し、動画を公開しました。

伊400は旧日本海軍が終戦間際に完成させた大型潜水艦で、1960年代に原子力潜水艦が現れるまでは最大の潜水艦でした。無給油で世界を1周半する航続力を持ち、水上攻撃機「晴嵐」を3機搭載する潜水空母でもありました。

当初はパナマ運河の閘門を航空攻撃で破壊してアメリカ艦隊の大西洋から太平洋への移動を妨害しようとしましたが、計画の遅延により南太平洋のウルシー泊地攻撃に変更されました。しかし航海中に終戦となり帰国途中にアメリカ海軍に捕らえられました。

戦後アメリカへ回航され調査が行われ、その後の巡航ミサイル潜水艦や弾道ミサイル原潜に影響を与えたといわれています。1946年にソビエトが調査要求をしたため、オアフ島沖で処分されました。

動画では前甲板のカタパルト軌条や、後甲板の備砲などがみとめられます。

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