スホーイ、アエロフロートに10機目のフル・バージョンSSJ-100を納入

スホーイ、アエロフロートに10機目のフル・バージョンSSJ-100を納入

ロシアのスホーイは2014年6月30日、アエロフロート・ロシア航空に10機目の「フル」バージョンのスホーイ・スーパージェット100(SSJ-100)を納入したと発表しました。この機体は機体記号(レジ)「RA-89027」です。これにより、アエロフロートで運用されるはすべてのSSJ-100は、ライト・バージョンからフル・バージョンへ切り替わったことになります。

アエロフロートはスホーイに30機のSSJ-100を発注していますが、開発が遅れたこと、納期が迫っていたことが原因で、いくつかの機器や装備が省略された「ライト」バージョンが10機、納入されました。

その後、当初の仕様通りの性能を持つ「フル」バージョンの開発が終わり、徐々にアエロフロートに納入され、「ライト」バージョンからの切り替えが進められていました。今後も「フル」バージョンの納入は続き、2014年中にはさらに8機が納入される予定です。

「フル」バージョンは、改良された飛行管理装置や気象レーダーを搭載し、また監視用カメラが追加され、エコノミークラスとビジネスクラスとの間での室内灯が改善、そして客室乗務員用の作業スペースの追加といった、多くの改良が施されています。

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