ブラジルのF-X2のプロジェクト、エンブラエルがサーブと共同で参画

ブラジルのF-X2のプロジェクト、エンブラエルがサーブと共同で参画

ブラジルのエンブラエルは2014年7月11日、ブラジルの次期戦闘機(F-X2)として導入される、スウェーデンのサーブが製造するJAS39E/FグリペンNGのプロジェクトを、サーブと共同で管理する合意を交わしました。

これによりエンブラエルは、ブラジルにおいてサーブと共同で、グリペンNG機体の開発や生産、システム開発やインテグレーション、飛行試験、最終組立と納入に参画することとなりました。

エンブラエル・ディフェンス・アンド・セキュリティのジャクソン・シュナイダー社長・CEOは「エンブラエルとサーブは防衛市場で長い伝統を持っています。ブラジル空軍や、他のグリペンNGの顧客に、高品質で手頃なソリューションを供給するため、これから共に働くことになるでしょう。この合意は、ブラジルとスウェーデンの防衛産業間の結束を強くするでしょう」と述べました。

グリペンNGは、従来のグリペンからエンジンを換装して超音速巡航(スーパークルーズ)能力を持たせ、より強力なレーダーやセンサーを搭載するなど、大幅なパワーアップを図った機体です。初飛行は2015年に予定されています。

ブラジルでは、次期戦闘機(F-X2)導入でスーパーホーネットやラファールなどと競い勝利、2013年に36機の導入が決定しました。

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