アブダビ国際空港、夏の繁忙期前に旅客受け入れの施設整備が完了

アブダビ国際空港、夏の繁忙期前に旅客受け入れの施設整備が完了

アブダビ国際空港は2014年7月21日、夏の繁忙期に急増する旅客数に対応する、世界レベルのサービスを旅行者に提供する準備が整ったと発表しました。同空港では、地上サービスの改良と新しいサービスの導入を行ったものです。

新たにバスの搭乗ゲート20カ所をオープンし、ターミナル3の利用とあわせ空港全体で搭乗ゲート66カ所の設置となり、対応できる便数の許容量は44%増加しました。また機体が大きいコードEの駐機場を新たに6カ所新設し、航空機の処理能力が10%高まりました。

ハブ空港とするエティハド航空の運航便向けのターミナル3では、16台の新しいX線検査着を導入し、乗り継ぎ客のスムーズなセキュリティーチェックに利用されます。乗り継ぎ便では、多くの手荷物をより効率的に処理するため、処理能力が40%向上した手荷物輸送システムも導入されました。

地上サービス、チェックイン、入国審査、セキュリティーなどの業務を行うスタッフも増強します。アブダビ空港では、チェックインや入国審査を早く済ませたい方、VIP待遇を望む人向けに、「ゴールデン・クラス」と呼ばれる便利なアシストサービスも提供しています。このサービスではリムジンの提供、手荷物の移動や保管などを行います。

また、空港内には、新たに開店したショップやレストランを楽しむことができる一方、乗り継ぎ便までの空いた時間に少し休みたい旅行者には、ターミナル3でゆっくり休めるシート「sleeping pod」を利用することができます。アブダビで数日過ごす人向けには、空港にホテルも併設されています。

アブダビ空港によると、これから迎えるピークシーズンのフライト数は、2013年と比較して18%増し、1日に約170便となります。これら全ての旅客が素晴らしい休暇のスタートをアブダビ空港から始められるよう努力しているとアピールしています。

これらは、アブダビ空港の空港開発プログラム「Capacity Enhancement Programme」の一部で、同空港の旅客取扱数を年間1,800万人にまで引き上げるものです。また、ミッドフィールドターミナルがオープンする2017年には3,000万人に対応できる空港を目指す計画となっています。

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