タレス、インドネシアの通信衛星テルコム3Sを製造へ

タレス、インドネシアの通信衛星テルコム3Sを製造へ

フランスのタレス・アレーニア・スペースは2014年7月22日、インドネシアのテルコム(Telkom、PT Telekomunikasi Indonesia TbK)との間で、新しい通信衛星テルコム3Sを製造する契約を結びました。

タレス・アレーニア 通信衛星テルコム3S

テルコム3Sは同社のスペースバス4000B2を用いて製造され、Cバンド・トランスポンダーが24基、拡張Cバンドのトランスポンダーが8基、10基のKuバンド・トランスポンダーを搭載します。東経118度の静止軌道からインドネシアや東南アジア、またマレーシアの一部に向け、通信サーヴィスを提供することを目指しています。

タレス・アレーニア・スペースは今回、衛星の設計から製造、試験、打ち上げの手配、初期の軌道調整、軌道上での試験まで担います。

同機は、2012年に打ち上げに失敗したテルコム3の代替機となります。テルコム3はロシアが製造し、ロシアのロケットで打ち上げられましたが、ロケットのトラブルにより、予定の軌道に投入できませんでした。

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