カナダ国防省は、余った予算を使ってC-17(CC-177)グローブマスターIII 1機を追加購入する模様です。CTV Newsが報じています。
C-17 1機のプライスタグは約2億ドルですが、寿命まで使い続けた場合のコストは約17億ドルと見られています。カナダ国防省は退役軍人のメンタルヘルスのために予算を支出していましたが、2006年以来約11.3億ドルが使われずに国庫に返納されていることが明らかになりました。
この予算は退役軍人のために使われるべきだとの意見もありますが、年度末までに使わないと一般予算にまわされてしまうため、この予算を使ってC-17を購入する案が浮上しました。
カナダ空軍は現在4機のC-17を使用しています。先日オーストラリア空軍がC-17を4機追加することを決めましたので、2015年に生産が終了するC-17の「売れ残り」は5機と見られます。