ボーイングと海南航空、中国初の食用廃油によるバイオ燃料で営業運航

ボーイングと海南航空、中国初の食用廃油によるバイオ燃料で営業運航

ニュース画像 1枚目:中国初のバイオ燃料による営業飛行 海南航空のB-5479で運航
© Boeing
中国初のバイオ燃料による営業飛行 海南航空のB-5479で運航

ボーイングは2015年3月21日、海南航空、シノペック(中国石油化工)と中国で初めて旅客便でバイオ燃料を使用した運航を行ったと発表しました。海南航空の定期便で、上海・虹橋発北京着HU7604の737-800を使用し、乗客は100名超でした。

使用したバイオ燃料は中国石油化工が食用廃油を使用し、精製したものを使いました。この機体はCFMインターナショナルのCFM 56-7Bエンジンを搭載し、通常の航空燃料とバイオ燃料は50対50の割合で使用されました。

海南航空はこの運航について、国際、国内線ともに成長する中で、中国で初めて環境に優しい燃料で営業飛行をしたことを誇りに思うとコメントしています。また、バイオ燃料の安全性が確認でき、かつ中国の輸送システムで効果を発揮したいとしています。

ボーイングは中国で中国商用飛機(COMAC)と航空機省エネルギー・排出物削減技術センターを設立するなど、食用廃油をジェット燃料に転用するバイオ燃料の開発、供給について取り組んでいます。

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