成田空港アクセス、利便性向上で横断的に方面別時刻表や運行情報の提供へ

成田空港アクセス、利便性向上で横断的に方面別時刻表や運行情報の提供へ

国土交通省は2015年3月27日、成田空港のアクセス利便性向上等に関する連絡協議会での検討状況を発表しました。2014年10月に第1回、2015年2月に第2回、2015年3月に第3回の協議会がそれぞれ開催されています。

成田空港のアクセスでは、2010年7月に成田スカイアクセスが開業し、空港第2ビル駅と日暮里駅間が以前の51分から36分に短縮され、2012年に成田を拠点とする格安航空会社(LCC)の就航で低価格の空港アクセスバスの運行など、充実が図られています。

すでにカーフューの弾力的運用で、航空便に遅延が発生し、鉄道やバスの都心へ地上アクセス最終便に間に合わない遅延便が発生する際、都心へのアクセス確保を図るための関係者で情報共有の仕組みを構築し、2015年4月から担当バス事業者制で遅延便が発生した際には担当のバス事業者を中心にその対応が行われます。

このほか、京成電鉄が深夜・早朝帯アクセスの充実、東日本旅客鉄道(JR東日本)が早朝帯アクセスの充実や特別料金の設定したほか、東京空港交通、京成バス、ビィー・トランセとジェイアールバス関東は割引運賃、増便やサービスの拡充などを進めています。

今後は、2015年夏ごろをめどに横断的に方面別時刻表や運行情報の提供、空港から目的地までの経路を検索する空港内端末やインターネットサイトの開設などを行うほか、公衆無線LANが利用できるエリアやバリアフリーの対応状況を示すマップ作成などをめざします。

■成田空港のアクセス利便性向上等に関する連絡協議会 構成メンバー
・東日本旅客鉄道
・京成電鉄
・京成バス
・千葉交通
・東京空港交通
・成田空港交通
・ビィー・トランセホールディングス
・千葉県
・千葉県警察
・東日本高速道路
・成田国際空港航空会社運営協議会(成田AOC)
・国土交通省道路局
・国土交通省鉄道局
・国土交通省自動車局
・国土交通省関東運輸局
・国土交通省東京航空局
・国土交通省東京航空局成田空港事務所
・国土交通省航空局(事務局)
・成田国際空港株式会社(事務局)

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