全日空(ANA)は2015年5月5日から、国際線仕様で初めてとなる787-9を羽田/ミュンヘン線に投入すると発表しました。787-8と比べ46席多い215席仕様で、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの各クラスにはANAの最新シートが装備されています。
機内サービス面は、日本で初めて上空でテレビ番組を視聴できる「ANA SKY LIVE TV」を導入しました。「ANA SKY LIVE TV」は、各シートのモニターを通じて無料で楽しむことができ、リアルタイムに最新ニュース、スポーツ中継などを楽しむことができます。視聴可能な番組は、NHKワールド、CNN、SPORT24です。
また、一般雑誌、旅行雑誌、マンガ、実用書などのコンテンツをシートのモニターで楽しめるほか、ANAスカイマップはこれまでの2Dから3Dとなり、立体的な地形、様々なアングルから航路図を確認できるようになっています。
さらに、ANAの787では初めて、機内インターネット「ANA WiFiサービス」も導入されています。すでに767で提供されており、パナソニック・アビオニクスによる機内インターネットサービスで、30分6.95米ドル、3時間16.95米ドル、24時間21.95米ドルとなります。利用はスマートフォン、タブレット端末が推奨されています。
787-9は、787-8の胴体を延長した機体で、約1.2倍の座席と貨物を搭載することが可能です。これにより、運航コストの低減を図ることができ、環境性能の向上が期待できます。また、787-8と同様に客室内の湿度、耳への気圧の負担感の減少、大きな窓といった機内の環境もこれまでの機材より快適になります。
