JAXA、機体動揺低減技術を乱気流条件下でシミュレーション

JAXA、機体動揺低減技術を乱気流条件下でシミュレーション

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、開発を進めている乱気流事故防止機体技術「SafeAvio」の研究の一環として、2015年7月13日(月)、航空機での乱気流の揺れにおける上下方向の加速度が半減した場合の客室内への影響をシミュレーションし、結果を公表しました。

JAXAが開発を進めている乱気流事故防止機体技術「SafeAvio」は、航空機に搭載されたドップラーライダーにより乱気流を事前に検知し、機体の揺れを自動的に低減制御するもので、今回の実験は「SafeAvio」により機体動揺が半減した場合、具体的に客室への影響がどの程度低減されるかをシュミレーションしたものです。

JAXAではシミュレーションの結果をウェブサイト上で動画で公開し、機体動揺が半減することにより、客室内への影響がほとんど抑えられることを確認しました。このデータは、今後機体動揺制御技術の研究や、客室乗務員の操作手順の検討などに利用される予定です。

シュミレーションの詳細など、詳しくはJAXAのウェブサイトを参照ください。

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