JALの767、誘導路を滑走路と誤認して離陸開始 7月12日にシンガポールで

JALの767、誘導路を滑走路と誤認して離陸開始 7月12日にシンガポールで

2015年7月12日未明、シンガポールのチャンギ国際空港で、日本航空(JAL)の羽田行きJAL38便のボーイング767が、誘導路を滑走路と間違えて離陸滑走を始めるトラブルがありました。報道各社が伝えています。

JAL38便は、現地時間の1時50分に出発の予定でしたが、約30分遅れでスポットアウトし、空港東側の滑走路に向かいましたが手前の誘導路を滑走路と間違え、北から南に向けて最大出力で滑走を開始しました。

機長と副操縦士は、滑走開始後数秒後には間違いに気づいてブレーキをかけ停止し、管制から注意を受けたのち滑走路に入り直して2時36分ごろ離陸し、羽田には10時10分ごろ到着しました。

機長と副操縦士はこれを会社に報告せず、JALは7月22日にシンガポール航空当局の通報で知り、2名を乗務停止にしています。このトラブルによるケガ人や地上施設、他機への被害はありませんでした。

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