防衛省、新型空中給油機を概算要求へ 機種・配備先は未定

防衛省、新型空中給油機を概算要求へ 機種・配備先は未定

ニュース画像 1枚目:航空自衛隊のKC-767J
© Shiro Senda
航空自衛隊のKC-767J

防衛省は、平成28(2016)年度予算案の概算要求に、新型空中給油機の購入費用を盛り込む模様です。NHKが8月16日に報じています。

航空自衛隊は、現在KC-767J空中給油機を4機保有し、愛知県の小牧基地に配備しています。空中給油機は少ない戦闘機を有効に活用する必須の装備で、平成26(2014)年度からの中期防衛力整備計画では平成30(2018)年度までに新空中給油・輸送機を3機整備すると定めています。

防衛省では、購入費用を概算要求した後に、具体的な機種や配備先を検討するとのことです。

現在、大型の空中給油・輸送機としてはボーイングKC-46とエアバスA330 MRTTがあり、アメリカ空軍以外ではA330 MRTTの採用が続いています。空自は、KC-767Jとの運用を考えると同系列のKC-46Aを選定するのが順当ですが、同機は開発が遅延しており希望する予算や納期に納まるのか不安があります。

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