デルタ航空の747-400初号機がラストフライト デルタ博物館に展示へ

デルタ航空の747-400初号機がラストフライト デルタ博物館に展示へ

ニュース画像 1枚目:デリバリー時の式典
© デルタ航空
デリバリー時の式典

デルタ航空は2015年9月9日、同社の747-400初号機、機体記号(レジ)「N661US」がホノルル発アトランタ着DL836便でラストフライトし、引退したと発表しました。この機体は1989年12月、ノースウェスト航空に導入され、2008年にはデルタ航空との合併後に塗装が変更され、運航を続けていました。

機齢が長いことから、伊丹や当時の名古屋国際空港(現・名古屋小牧空港)にも飛来しており、成田、羽田、関西、中部国際空港と各地で親しまれた機材です。引退まで26年間、地球と月を250往復する6,100万マイル、約9,800万キロを飛行しました。

「空の女王」「ジャンボ」として知られる747の中でも、747-400はグラスコックピット、尾翼燃料タンク、高性能エンジン、新しいインテリアなどから、それまでの「クラシックジャンボ」と一線を画し、「ハイテクジャンボ」と呼ばれ、画期的な航空機でした。こうした歴史から、「N661US」の6301号機は、2016年はじめにもアトランタのデルタ航空本社内にある「デルタ航空博物館」に展示される予定です。

デルタ航空は747-400の退役を2014年から進めており、2015年末には8機となり、2017年までに現在の12機が退役する予定です。

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