アメリカ海軍の空母USSドワイトD.アイゼンハワー(CVN-69)に、2015年10月2日、初めてF-35CライトニングIIが着艦しました。
今回のF-35Cの空母着艦は、今後2週間実施される同機の艦上開発試験第2フェーズ(DT-II)のためです。DT-IIでは、機体が仕様を満たしているか確認し、初期作戦能力(IOC)獲得に向けて早期に問題点を特定することを目的にさまざまな試験を行います。F-35パタクセントリバー統合試験部隊(ITF)は、艦上での運用性についてチェックを行います。
第23試験評価飛行隊(VX-23)のテストパイロット、ダニエル・キッツ少佐は「2カ月前にアイゼンハワーから海軍航空基地(NAS)パタクセントリバーにひとつのチームがやってきた。彼らは基地の滑走路に組み込まれたカタパルトを使用しての訓練をスピードアップさせてくれた」とITFとアイゼンハワーの乗員が協力して試験に取り組んでいることを話しています。
DT-IIでは艦上での整備全般や支援機器との適合性も試験します。F-35CのIOC獲得は2018年に予定されています。2015年のアメリカ海軍の空母艦上には F-35CとF/A-18E/Fスーパーホーネット、EA-18Gグラウラー、E-2Dアドバンスドホークアイ、MH-60R/Sヘリコプターが並ぶことになります。