ジェット・アビエーション、A340VIP機を引き渡し アゼルバイジャン向け

ジェット・アビエーション、A340VIP機を引き渡し アゼルバイジャン向け

ジェネラル・ダイナミクス傘下のMRO企業ジェット・アビエーションは2015年10月1日、A340-600をベースにしたエアバス・コーポレート・ジェットの改装を実施したと発表しました。

顧客名は非公表で、1999年から手がけているジェット・アビエーション・バーゼルでの作業としては18機目となります。アゼルバイジャン航空が運航する機体記号(レジ)「4K-AI08」がバーゼルからヘイダル・アリエフ国際空港に向けて飛行しており、この機体を指しているとみられます。

この機体は121名が搭乗することができ、機体前方にはギャレー、ダイニングとラウンジエリア、マスターベッドルームとシャワー付きバスルーム、さらにバスルームを備えたベッドルーム、オフィス、ファーストクラスのシート、ダイニングエリア、中央と機体後部のギャレー、スタッフのシートが装備されています。

長距離飛行中の快適性を高めるため、機体全体に加湿システムが追加されているほか、機内には衛星テレビ、および高速データを含む衛星通信システムとリンクした通信システムなども装備されています。

なお、A340-600旅客機では、スイスインターナショナルではファースト8席、ビジネス47席、エコノミー164席の計219席、キャセイパシフィック航空ではビジネス26席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー211席の計265席としているほか、2015年までこの機体を使用していた中国東方航空はファースト8席、ビジネス42席、エコノミー272席仕様の計302席といった座席配列ができます。

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