防衛省、女性ファイター・パイロットへの道を開く

防衛省、女性ファイター・パイロットへの道を開く

ニュース画像 1枚目:2015年10月14日、航空総隊司令官の杉山良行空将とF-16で飛行した第13戦闘飛行隊(13FS)のJessa Charron少佐。アメリカ空・海軍では多くの女性戦闘機パイロットが活躍している。
© U.S. Air Force photo/Senior Airman Jose L. Hernandez-Domitilo
2015年10月14日、航空総隊司令官の杉山良行空将とF-16で飛行した第13戦闘飛行隊(13FS)のJessa Charron少佐。アメリカ空・海軍では多くの女性戦闘機パイロットが活躍している。

防衛省は、2015年11月13日、女性自衛官の戦闘機、偵察機への配置制限を解除すると発表しました。

これは、防衛省男女共同参画推進本部(本部長:防衛副大臣)および防衛省女性職員活躍・ワークライフバランス推進本部(本部長:防衛副大臣)によって決定されました。性差別撤廃を国が率先して実施していることをアピールする狙いと思われます。

これまで防衛省は、輸送機や哨戒機、救難機、ヘリコプターなどへの女性の乗務を認めていましたが、母性の保護や経済的効率性などを理由に戦闘機・偵察機への女性自衛官の配置を制限してきました。

今後も女性自衛官の配置を制限するのは以下の職種で、陸上自衛隊の場合は敵と格闘戦になる可能性のある配置で、海上自衛隊の場合は居住スペースが狭く男女を分けられない配置とみられます。

・陸上自衛隊:普通科中隊、戦車中隊、偵察隊、施設中隊、対戦車ヘリコプター飛行班、化学防護(小)隊、坑道中隊など

・海上自衛隊:潜水艦、ミサイル艇、掃海艦(艇)、特別警備隊

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