海兵隊のMV-22B、ミラマーからリオまで約1万キロを飛行

海兵隊のMV-22B、ミラマーからリオまで約1万キロを飛行

アメリカ海兵隊第764中型ティルトローター飛行隊(VMM-764)のMV-22Bオスプレイ3機が、2015年11月17日、カリフォルニア州の海兵航空基地(MCAS)ミラマーからブラジルのリオデジャネイロまで飛行し、新たな記録を達成しました。Marine Timesが11月18日に報じています。

この飛行はVMM-764が、UNITAS水陸両用演習2015に参加するためのもので、トリニダード・トバゴとブラジルでの着陸を含め5つのレッグ、6,165マイル(約9,922キロ)を飛行しました。3機のMV-22Bに空中給油するため、第234と第452空中給油飛行隊(VMGR-234/452)から3機のKC-130/Jが支援しました。

これまでMV-22Bは、2013年4月にノースカロライナ州のMCASニューリバーからスペインのモロン・デ・ラ・フロンテまで15時間におよぶ大西洋横断飛行、同年8月には沖縄県のMCAS普天間からオーストラリアのタウンズビルまで飛行するなどしてきました。実際の緊急事態対応でも、2014年1月に南スーダン・ジュバのアメリカ大使館員救出のため、スペインのモロンからジュバまで、マイアミからアンカレジまでの距離に相当する4,200マイル(約6,759キロ)を飛行しました。

MV-22BはKC-130による空中給油を受けることにより、遠隔地での緊急事態に迅速に対応することができます。

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