ノースロップ・グラマンは、2015年12月8日、航空自衛隊向けのF-35AライトニングII初号機「AX-1」の中央胴体をデリバリーしたと発表しました。
ノースロップ・グラマンは、カリフォルニア州のパームデール工場でF-35A/B/C各タイプの中央胴体を生産しており、AX-1の中央胴体は同工場で生産された206番目で、今年になってから44番目のものです。
航空自衛隊は42機のF-35Aを導入する予定で、AX-1からAX-4までの最初の4機は、ロッキード・マーティンのテキサス州フォートワース工場で最終組み立てされ、AX-5以降は愛知県小牧市の最終組み立て検査(FACO)施設で最終組み立てされます。
ちなみに、F-35各タイプ、各国向けの名称は、アメリカ空軍向けのA型が「AF-XX」、アメリカ海兵隊向けのB型が「BF-XX」、アメリカ海軍向けのC型が「CF-XX」、イギリス空海軍向けのB型が「BK-XX」、オーストラリア空軍向けのA型が「AU-XX」、イタリア空軍向けのA型が「AL-XX」、オランダ空軍向けのA型が「AN-XX」というように、タイプ名と国別コード、番号で表されます。日本の国別コードが「X」というのは意外な感じがします。