海上保安庁、2015年の10大ニュース 天皇皇后パラオ訪問で巡視船派遣など

海上保安庁、2015年の10大ニュース 天皇皇后パラオ訪問で巡視船派遣など

ニュース画像 1枚目:巡視船「あきつしま」をパラオに派遣
© 海上保安庁
巡視船「あきつしま」をパラオに派遣

海上保安庁は2015年12月17日、2015年(平成27年)の海上保安10大ニュースを選定しました。2015年に海上保安を巡る主な出来事について、海上保安官にアンケートを実施し、集計したものです。

10大ニュースの1位は、「天皇皇后両陛下のパラオ共和国御訪問と巡視船『あきつしま(PLH-32)』に御宿」で、この際にあきつしまがパラオに派遣されました。また、天皇皇后両陛下の移動をサポートするため、巡視船搭載のヘリコプターも使用されました。

このほか、3位には「関東・東北豪雨災害海保107人を救助」、4位は「口永良部島で爆発的噴火巡視船・航空機により島民を救助」でいずれも救難活動が入りました。関東・東北豪雨災害では、107名を救助し、ヘリコプターのべ17機、特殊救難隊員14名、機動救難士25名が派遣、口永良部島では巡視船艇や航空機を使用し、島民の救助、関係機関職員の輸送、被害状況調査、物資支援、警戒監視を実施しました。

なお、海上保安庁の10大ニュースは以下の通りです。

■2015年、海上保安庁10大ニュース
1位:天皇皇后両陛下のパラオ共和国御訪問 巡視船「あきつしま」に御宿泊
2位:中国船長を逮捕サンゴ密漁罰則強化後初
3位:関東・東北豪雨災害海保107人を救助
4位:口永良部島で爆発的噴火巡視船・航空機により島民を救助
5位:海保関係の27年度予算案214人定員最多に 総額は1876億円「尖閣領海警備専従体制」の確立
6位:北海道苫小牧沖フェリー火災乗員1人死亡 乗客全員退船 救助
7位:中国さんご漁船船長を現行犯逮捕
8位:特殊救難隊発足40周年 横浜で記念式典 石井国土交通大臣をはじめ約250人が出席
9位:伊勢志摩サミット開催決定 海保が6月5日「海上保安庁サミット等海上警備準備本部」設置
10位:映画「S」に海保協力 「あきつしま」やSST登場

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