イタリア空軍が保有する多くの輸送機と空中給油機、救急搬送機部隊は、2016年1月12日から欧州航空輸送軍団(EATC : European Air Transport Command)の指揮下に入ります。
EATCは、フランスとドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スペインが参加する組織で、参加国空軍の保有する輸送機・空中給油機約150機をシェアする目的で2010年から運用されています。イタリア空軍は、2015年12月4日に正式加盟に調印しました。
イタリア空軍からはC-27JとC-130J、KC-767など31機がEATCに参加します。EATC加盟により、参加国は機体の購入予算を削減しながら、必要が生じた時には他空軍の機体を利用することにより、民間機をチャーターするなどの運用コストも削減することができます。