JAXA、小型ロケット「SS-520」4号機の内之浦からの打ち上げを延期

JAXA、小型ロケット「SS-520」4号機の内之浦からの打ち上げを延期

ニュース画像 1枚目:SS-520 4号機の仕様
© 宇宙航空研究開発機構
SS-520 4号機の仕様

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年1月11日(水)8時48分に予定していた、全長約9.54メートルの小型ロケット「SS-520」4号機の打ち上げについて、打ち上げ条件が整わなかったことから1月12日(木)以降に延期すると発表しました。鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所からの打ち上げが予定されていましたが、天候不順が原因とみられます。

SS-520ロケットは、宇宙科学研究所(ISAS)が観測ロケットとして開発した固体燃料ロケットです。2号機までは、高高度での観測用途を目的としていたことから2段式ロケットとして運用され、1998年と2002年にそれぞれ発射された実績があります。

今回、内之浦から打ち上げられる4号機は、SS-520ロケットとしては初めてペイロードを搭載することから3段式ロケットとして設計されています。今回の打ち上げでは重量約3キログラムの超小型衛星「TRICOM-1(トリコム-ワン)」を積載します。

なお4号機の打ち上げは、経済産業省の「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業」の採択を受け、民生品を活用した宇宙機器の軌道上実証を行うことを目的としています。

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