日本航空(JAL)は2017年1月31日(火)、2017年3月期第3四半期連結業績を発表、連結売上高は前年同期比4.7%減の9,754億円、営業利益は19.2%減の1,373億円、経常利益は20.2%減の1,360億円、四半期純利益は24.6%減の1,082億円でした。対象は2016年4月1日(金)から12月31日(土)です。
このうち、国際線旅客は海外発の需要が堅調なことに加え、2016年10月から12月に日本発需要が前年並に回復し、第3四半期単独で過去最高の有償座席利用率となる79.5%を記録しました。また、日本/ヨーロッパ間の共同事業にイベリア航空が参加し、JAL、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアーの4社体制となり、利便性が向上しています。
なお、国際線の供給量は有効座席キロベースで前年同期比0.5%増、需要は有償旅客キロベースで0.3%増、有償座席利用率は79.9%で前年同期から0.2ポイント低下、国際旅客収入は9.1%減の3,144億円でした。この期間は、燃油サーチャージを徴収しておらず、減収要因となっています。
国内線でも利用率が良く、需要喚起を図り、受給適合による収益性の向上に取り組み、第3四半期単独として過去最高の有償座席利用率71.9%を記録しました。サービス面での取り組みは、「JAL SKY NEXT」での機内Wi-Fiサービスで15分無料キャンペーンを実施、2月からはこれを時間無制限のキャンペーンとします。
国内線の供給量は有効座席キロベースで前年同期比1.6%減、需要を表す有償旅客キロベースは0.3%増、有償座席利用率は69.3%で前年から1.3ポイント増、国内旅客収入は0.9%減の3,808億円でした。