ボーイングはじめスーパー・ホーネットを生産する企業の代表が、2012年3月20日から22日まで、ブラジルの航空産業を視察するためにミナスジェライス州を訪問しました。
参加したのはボーイング、ゼネラル・エレクトリック、GKNエアロスペース、ハミルトン·サンドストランド、ノースロップ・グラマンなどで、同州内10数社のボーイングにリストアップされている企業を視察しました。
ボーイングはブラジル空軍の次期戦闘機F-X2に、F/A-18E/Fスーパー・ホーネットを売り込んでおり、同国で生産を分担する企業を調査したものとみられます。戦闘機の選定には性能などのほかに、採用する国にどれだけ仕事がもたらされるかがポイントになります。
F-X2計画にはF/A-18E/Fのほかに、ダッソー・ラファール、サーブ・グリペンNGが最終候補に残されており、空軍はグリペンNGを推し、前政権はラファールを推しているため、ボーイングが猛烈な巻き返しを図っています。
ボーイングでは過去30年間で、約40カ国に41億ドル以上の仕事を提供したとしています。