イギリス海軍のクイーン・エリザベス空母打撃群(CSG 21)とUSSアメリカ遠征打撃群(AMA ESG)は2021年8月20日(金)から、共同演習を実施していますが、この一団に海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いせ(DDH-182)」、護衛艦「あさひ(DD-119)」が加わりました。「いせ」「あさひ」とも佐世保基地を定係港とする第2護衛隊の護衛艦で、陸自ヘリを搭載している模様です。
演習は「ノーブル・ユニオン」と呼ばれ、参加したイギリスとオランダによる空母打撃群(CSG 21)、AMA ESG、海自と日米英蘭の4カ国による相互運用性を高める目的の訓練を実施しました。
公開されている画像によると、計9隻による編隊が組まれており、最前列には空母「クイーン・エリザベス(R08)」を中心に左右を「USSアメリカ(LHA-6)」、DDH-182が固めています。前列を構成する各艦の飛行甲板には航空機が係留されています。DDH-182にはCH-47チヌークとAH-64Dアパッチ、R08とLHA-6はF-35Bを係留している様子が確認できます。
なお、CSG21に帯同し、8月中旬に韓国・釜山港に入港したイギリス海軍のアスチュート級原子力潜水艦「アートフル(S121)」は見られません。これとは別に、韓国のニュースではR08は韓国への入港を予定していたもののこれを取りやめ、韓国海軍とは演習実施のみに留めることも伝えられています。
A ceremonial 'cheer ship' to mark the steam past of JS Ise & JS Asahi after Ex Noble Union. #CSG21
— HMS Queen Elizabeth (@HMSQNLZ) August 25, 2021
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