緊急発進回数は425回-1991年以来の400回台

緊急発進回数は425回-1991年以来の400回台

防衛省統合幕僚監部は2012年4月25日、2011年度(2011年4月〜2012年3月)の緊急発進実施状況を発表しました。

これによると緊急発進回数は425回で、1991年(平成3年度)以来の400回台の回数を記録しました。推定を含む発進回数はロシア機に247回、中国機に156回、台湾機に5回。中国機の飛行パターンは南西諸島に集中しているため、南西航空混成団の緊急発進回数が166回を数えました。

また、2011年度の特徴はロシア機への緊急発進回数は減ったものの、日本領空を沿って日本海から太平洋へ長距離飛行をした事例、日本海で2012年2月8日に初めてA-50早期警戒管制機の飛行を目視、写真で確認しました。

なお、対応した緊急発進のいずれも、領空侵犯事案には至ってはいません。

期日: 2011/04/01 〜 2012/03/31
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