河出書房新社は2018年12月20日(木)、航空写真家の徳永克彦さんが撮影、解説した最新写真集「FLYNG LEGEND DC-3×徳永克彦×世界一周」を販売します。徳永さんは長年にわたり戦闘機を含む航空機の撮影を重ね、今回の写真集はDC-3が2017年にジュネーブ国際空港から世界一周を果たした様子を収めた1冊です。
出版にあたり、DC-3の全航程で操縦桿を握ったアグーロ機長は「Katsuは、このミッションを実現するために実に多くの扉を開けてくれた。各国政府や空軍との交渉・調整はもちろんのこと、幾多の局面で、彼の個人的な信頼関係と経験が無ければこの冒険飛行は実現しなかった」とコメントしています。
このDC-3は2017年9月、熊本、神戸、福島の被災地訪問を含め、スタート地点に帰着しており、「世界最高齢旅客機の同一機長による世界一周飛行」という、前人未到の偉業を達成しています。これについては、ギネス申請中です。
写真集は、DC-3の貴重なハイライトシーンをはじめ、各地の絶景をバックに飛ぶ往年の名機DC-3の勇姿を納めており、徳永さんが半年間におよぶ飛行に密着し、その「至極の時間」を保存しています。
スーパーコンステレーション飛行協会のDC-3A「HB-IRJ」は2017年3月9日(木)から9月12日(火)まで世界一周飛行し、総飛行時間は259時間、飛行距離は45,374キロメートル、離発着回数は147回、搭乗者数は1,022名、訪問国は27カ国62都市でした。この機体は1940年3月9日(土)に初飛行、総飛行時間は74,500時間です。
■FLYNG LEGEND DC-3×徳永克彦×世界一周 著者:徳永克彦 発売日:2018年12月20日 単行本:A4変形判、並製本、136ページ ISBN:978-4-309-25614-6