小松救難隊、飛騨エアパークから離陸のグライダー不時着で2名を救助

小松救難隊、飛騨エアパークから離陸のグライダー不時着で2名を救助

航空自衛隊は2019年5月2日(木)から5月3日(木)にかけ、飛騨エアパークから離陸したグライダーが不時着したことを受け、災害派遣対応にあたりました。報道によると、このグライダーは5月2日(木)11時45分ごろに離陸し、岐阜県高山市焼岳付近を飛行する予定でしたが、13時15分ごろに搭乗した2名が所属するグライダークラブに不時着したこと、その場所が分からないと携帯電話で連絡を入れていました。

この不時着を受け、岐阜警察や消防が捜索するも発見に至らず、5月3日(木)1時25分に東京空港事務所長が入間の中部航空方面隊司令官に、捜索救難に関して災害派遣要請が行われました。

空自は新潟救難隊と小松救難隊が参加しました。5月3日(木)4時14分に新潟救難隊のUH-60が1機、4時25分には小松救難隊のU-125とUH-60が1機ずつそれぞれ基地を離陸し、計3機が捜索活動を実施しました。

この活動で、小松救難隊のUH-60が長野県側の焼岳付近で2名を発見し、6時29分からホイスト吊り上げで要救助者2名を救助、6時46分に飛騨エアパークへ搬送し、引き渡しを完了しました。これを受け、7時39分に東京空港事務所長が撤収要請し、捜索救助活動を終了しています。

なお、国土交通省はこの事案を機体の損傷度合いから航空事故に認定し、運輸安全委員会が調査を開始しています。

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