フランス空軍、戦略空軍創立55周年で10月4日に記念式典

フランス空軍、戦略空軍創立55周年で10月4日に記念式典

ニュース画像 1枚目:ラファールB
© Armée de l'air
ラファールB

フランス空軍は2019年10月4日(金)、第113サン・ディジエ・ロバンソン空軍基地で戦略空軍の創立55周年記念式典を開催しました。フロランス・パルリ軍事大臣、フィリップ・ラヴィーン空軍参謀総長が出席し、セレモニーが行われました。フランスの核抑止力は、海軍の潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)と、1964年創立の戦略空軍による航空機搭載型核巡航ミサイルの二本柱で担っています。

戦略空軍は1964年10月、ミラージュIV超音速戦略爆撃機と、KC-135F空中給油機で運用を開始しました。ミラージュIVは62機導入され、18機が巡航ミサイルASMPの運用能力が付加され、最後は偵察ポットを付けて運用されましたが、2005年6月に退役しました。KC-135Fは12機導入され、エンジン換装や追加導入などを経て、現在は14機を運用しています。

ミラージュ2000N核攻撃機はミラージュIVの後継として1988年から運用開始、75機が製造され2018年6月に退役し、2009年3月からはラファールBに巡航ミサイルASMP-Aを搭載して運用を開始しています。KC-135の後継はA330-200MRTTフェニックスを2018年10月から運用開始し、12機が導入される予定です。

戦略空軍は、創立から55周年を経てラファールBとA330-200MRTTでフランスの核抑止力を担っていきます。

期日: 2019/10/04
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