エアバス、A330累計1,500機納入

エアバス、A330累計1,500機納入

ニュース画像 1枚目:A330neo
© AIRBUS
A330neo

エアバスは2020年9月21日(月)、1,500機目のA330を引き渡しました。大きな節目となった機体は、デルタ航空に納入された機体記号(レジ)「N407DX」のA330-900とみられます。A330ファミリーは、A330-300を基本型として開発され、1992年11月2日に初飛行しています。A330-200の登場、さらには最新のA330neoの登場と、大きな変更だけでなく、イノベーションを積み重ね、多用途への対応、機能性の向上、積載量の増加、経済性、快適な客室空間、第4世代のインフライト・エンターテイメント(IFE)装備を実現しています。

デルタ航空に引き渡されたA330-900は、A330ファミリーの最新機種で、A330neoファミリーの1機種です。カーボンファイバー製の主翼先端は翼端渦を解消し、搭載するロールスロイスのトレント7000エンジンにより、基本のA330-300とそれに続くA330-200と比べ消費燃料を削減しています。また、A330neoファミリーは、最大離陸重量(MTOW)が242トン仕様で市場に投入されましたが、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から251トン仕様の認可を取得し、航続距離の延長も実現しています。

A300をベースに開発されたA330-300は、A320と共通化が計られ、さらにエアバスが開発した最新機種のA350とも共通性が高く、パイロットは機種移行がしやすく、整備面では共通の部品が多いことで費用抑制につながる特徴があります。

A330は、747やA380のような目立った特徴は無いものの、汎用性が高く、ビジネスジェット仕様、貨物機のA330-200F、軍用機ではA330MRTTと空中給油・輸送機、さらに最新のエアバス・ベルーガXLのベース機となりA330-700が開発されています。

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