国土交通省航空局によると、2021年11月の日本国籍の航空機登録は、新規登録6機、抹消8機、予約登録3機でした。新規登録では、全日本空輸(ANA)がボーイング787-9型の「JA937A」、エアバスA321neo型の「JA147A」、日本航空(JAL)はエアバスA350-900型の「JA13XJ」をそれぞれ登録しています。
静岡エアコミュータがAW109SPを導入し、ヘリコプター運航事業や操縦士養成の訓練受託事業用として「JA18AC」を登録しています。この機体は12月中旬から本格運航します。
このほか、ロビンソンのR22、R66が登録されています。R22の「JA01AK」は2019年2月に抹消されて以来、およそ1年10カ月ぶりの日本国籍での復活です。
■2021年11月 新規登録機登録日 | レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 製造番号 |
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2021-11-04 | JA937A | ANAホールディングス (ANA) | 787-9 | 66524 |
2021-11-05 | JA18AC | 中日本バンリース (静岡エアコミュータ) | AW109SP | 22431 |
2021-11-05 | JA01AK | HRD合同会社 | R22Beta | 3293 |
2021-11-11 | JA13XJ | 日本航空 | A350-941 | 538 |
2021-11-17 | JA147A | 全日空商事カトレアリーシング (ANA) | A321-272N | 10773 |
2021-11-19 | JA77LC | レジャークリエイトホールディングス | R66 | 1086 |
抹消は、民間機でANAのA320「JA01VA」、ピーチのA320「JA812P」、スターフライヤーのA320「JA23MC」はそれぞれリース機の返却に伴う対応です。個人所有の1機、エアロラボの2機、計3機がアメリカのNik's Aircraftへ売却されています。四国航空のAS350エキュレイユ「JA6108」は30年の運航を経て、航空の用に供しないとして抹消されました。
海上保安庁に1993年10月に登録されたベル412型「JA6714」は、防衛省へ所管換えのため抹消されました。この機体は、旧石垣空港への配備を皮切りに、2012年に中部国際空港(セントレア)の海上保安航空基地、2014年には巡視船みずほの搭載機となり、2021年3月に広島航空基地に配備されていました。今後の防衛省管轄での活躍も期待されます。
■2021年11月 抹消登録機抹消日 | レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 抹消理由 |
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2021-11-01 | JA6108 | 四国航空 | AS350B | 航空の用に供しない |
2021-11-09 | JA3999 | 個人 | A36TC | 米国Nik's Aircraftへ売却 |
2021-11-11 | JA23MC | JA三井リース | A320-214 | 航空の用に供しない |
2021-11-12 | JA6714 | 海上保安庁 | 412 | 防衛省へ所管換 |
2021-11-16 | JA01VA | 全日空商事マリンノートリーシング(ANA) | A320-214 | 航空の用に供しない |
2021-11-22 | JA812P | 全日空商事ローズウッドリーシング (ピーチ) | A320-214 | 航空の用に供しない |
2021-11-26 | JA5302 | aero lab international | PA-34-200T | 米国Nik's Aircraftへ売却 |
2021-11-26 | JA59FB | aero lab international | PA-28R-201T | 米国Nik's Aircraftへ売却 |
■2021年11月 予約登録機
JA30CA
JA01EE
JA145D