フィンエアーは2023年10月から、7機保有するエアバスA330-300型機のうち2機をカンタス航空へ4年間、貸し出すことを明らかにしました。最初の約2年間は、パイロットと客室乗務員と共に貸し出す「ウェットリース」、2025年以降の約2年間は機体のみを貸し出す「ドライリース」としています。
貸し出されるA330-300は、カンタス航空のシンガポール/シドニー線とバンコク/シドニー線へ限定投入されます。この区間を乗務するパイロットは、ヘルシンキ/シンガポール・バンコク線の乗務とセットでシフトが組まれ、客室乗務員はそれぞれアジア拠点の協力会社から派遣されます。
ロシア上空を飛行できず、長距離路線の拡充に制限のあるフィンエアーは、同じ航空連合「ワンワールド」のメンバーでもあるカンタス航空との今回の提携で、協力関係を強化していくとしています。
フィンエアーのA330-300には、マリメッコの特別塗装機「機体記号:OH-LTO」もあり、どの機体が貸し出されるかも注目されます。