“G7広島サミット(主要国首脳会議)”および、先立って新潟で開催された“G7財務大臣・中央銀行総裁会議”のため、広島空港や新潟空港へ珍しいVIP機が多く飛来しました。直近の2023年5月12日〜18日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
5月12日・新潟空港
アメリカ空軍 ボーイングC-40C BBJ型機 「機体記号:02-0203」
G7財務大臣・中央銀行総裁会議のため、アメリカから737-700をベースとしたアメリカ空軍機が飛来しました。
5月13日・新潟空港
イタリア空軍 エアバスA319-115CJ型機 「機体記号:MM62174」
ドイツ空軍 エアバスA350-900型機 「機体記号:10+02」
こちらも、G7財務大臣・中央銀行総裁会議のため飛来した、イタリア空軍機とドイツ空軍機。ドイツ空軍の「10+02」は日本初飛来となりました。
5月15日・広島空港
ブラジル空軍 エアバスA330-200型機 「機体記号:FAB2902」
G7広島サミット(主要国首脳会議)向けの飛来と思われ、第1陣として15日に広島空港へ。広島空港の展望デッキが閉鎖される前の飛来となりました。18日にも再び広島空港へ飛来しています。
5月16日・関西国際空港
エバー航空 ボーイング787-10型機 「機体記号:B-17812」
この記事唯一のサミット関連以外の飛来機です。新造機で、5月5日に受領したばかりの機体。同社787で初めての特別塗装機「スターアライアンス」です。
5月18日・横田基地
アメリカ空軍 ボーイングC-32A型機 「機体記号:09-0015」
エアフォース・ワンの随行機が横田基地に飛来しました。恐らく、アメリカ大統領の離日まで横田基地に留まるとみられ、5月20日(土)・21日(日)に開催される横田基地友好祭でも見ることができそうです。
5月18日・広島ヘリポート
アメリカ海兵隊 シコルスキー VH-3D型機 「機体記号:159355」
エアフォース・ワンから乗り継ぐ大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」。岩国基地と広島ヘリポートの間を飛行しました。
5月18日・岩国基地
アメリカ空軍 ボーイングVC-25A型機 「機体記号:92-9000」「82-8000」
雨が降るなか、エアフォース・ワンが2機そろって岩国基地へ飛来しました。E-4Bも嘉手納基地へ飛来している模様です。
5月18日・広島空港 中部国際空港
ドイツ空軍 エアバスA350-900型機 「機体記号:10+01」
ドイツ首相の乗機として広島空港に飛来。その後、駐機スペースの関係から中部国際空港へフェリーされ、待機しています。
5月18日・広島空港 中部国際空港
カナダ空軍 エアバスCC-150型機 「機体記号:15003」
A310型機をベースとした、カナダ首相の乗機が広島空港に飛来。その後、駐機スペースの関係から中部国際空港へフェリーされ、待機しています。
5月18日・羽田空港 広島空港
イギリス政府 エアバスA321neo型機 「機体記号:G-GBNI」
イギリス首相の乗機として羽田空港へ飛来。東京での公務後、広島空港へ移動しています。その後、駐機スペースの関係から関西国際空港へフェリーされ、待機しています。
5月18日・広島空港
航空自衛隊 ボーイング777-300ER型機 「機体記号:80-1111」
羽田空港から広島空港まで、岸田首相の乗機として運航されました。広島到着後は、千歳基地までフェリーされています。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。今週末は、G7サミットや横田基地フレンドシップフェスティバルが開催されるため、さらにレアな機体が飛来する可能性も。普段よりも警備などが厳重になっている空港も多いようです。警備の迷惑にならないよう撮影マナーに気をつけたいですね。