エアバスは2023年6月29日、6機目となる新世代「ベルーガXL」の塗装デザインを公開しました。これまでの同型機には見開いた“瞳”が描かれていましたが、今回公開された「機体記号:F-GXLO」と思われる6機目では、微笑むようなデザインとなっています。
「ベルーガXL」は、エアバスA330型機をベースとした“A330-700L”で、現在4機が運航中。「ベルーガXL」を増機し、6機体制とすることを目指します。これにより、日本へ2021年12月と2023年5月10日に飛来した旧型のA300-600ST「ベルーガ」4機は、順次退役する予定です。
「ベルーガ」および「ベルーガXL」の運航は、“エアバス・トランスポート・インターナショナル”が担当。エアバス・ヘリコプターズ社が製造したヘリコプターや、大型貨物の輸送を担っています。
A330ベースの「ベルーガXL」は、A300ベースの「ベルーガ」よりも全長が7m、幅が1m大きいため、輸送能力が30%増加。航続距離も延伸されているため、大型貨物輸送の迅速化が図られます。