日本航空(JAL)とDHLエクスプレスは2023年12月20日、JAL CARGOのボーイング767-300ER型貨物専用機(BCF)を活用する、長期契約を締結したと発表しました。
東アジア域内において、急速な成長を遂げる国際エクスプレス・eコマース輸送市場での需要を取り込むことが目的。JAL CARGOが2024年2月19日(月)から運航を開始する、貨物専用機のスペースをDHLが活用することで、更なるネットワーク強化を図ります。JAL CARGOは、同日より成田空港・中部国際空港と、ソウル(仁川)・上海(浦東)・台北(桃園)間を週5便(上海/成田線のみ週6便)運航する計画。3機の767-300BCF「機体記号:JA653J・JA654J・JA619J」が貨物機に改修され、投入されるとみられます。
DHLエクスプレスは自社の貨物専用機を運用しているほか、香港をセントラルアジアハブとしてアジア内路線やアジアとアメリカ・ヨーロッパを結ぶ貨物便を運航しています。また、今年10月からはシンガポール航空と協業して、中部国際空港を経由するシンガポールとアメリカを結ぶ貨物便の運航を開始しています。これに使用される機材や、エアー・ホンコンが運用する機材にはDHLのロゴマークが描かれており、JAL CARGOの貨物専用機へも同様にロゴマークが描かれるのか、今後の動向が注目されます。