中国初の航空母艦「遼寧」就役

中国初の航空母艦「遼寧」就役

中国初の航空母艦「遼寧(りゃおにん)」の就役式が、2012年9月25日に大連港で開催され、胡錦濤国家主席と温家宝首相ら最高幹部が出席しました。「遼寧」は大連市がある遼寧省から名付けられたものと見られます。

遼寧は、1998年に中国企業がレジャー施設として使用する目的でウクライナから建造途中の「ワリヤーグ」を購入したもので、2005年から空母として完成させる工事を開始していました。昨年からは何度か試験航海が重ねられていました。

排水量6万7000トン、全長305メートルで、Su-33シーフランカーに似たJ-15を40機搭載できるとされていますが、機関がディーゼルで遅くカタパルトもないことから、航空機の運用はかなり限定されると見られています。

中国でも遼寧を「訓練・研究」用としており、今後、本格的な空母を建造するステップとするもようです。

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