中部国際空港(セントレア)は2013年3月29日、格安航空会社(LCC)向けに新ターミナルビルやエプロンを整備すると発表しました。約80億円を投資し、LCCとボーイングの787の輸送に対応するLCF積込み対応エプロンを整備します。現在の臨時駐車場エリアとその近辺の駐機場を用地として整備を進めます。
現在の26番から28番スポットは大型機3機対応ですが、これを改修し2014年後半をめどに小型機5機に対応するエプロンを整備。あわせて延床面積約3万平米で、年間300万人から500万人の国内線、国際線旅客に対応できる施設を整備します。
401番から403番は現在、主にLCFの積込対応のスポットで、大型機2機、中型機1機のところを改修。2015年後半をめどに大型機2機、中型機1機、または小型機4機の駐機ができるようマルチ化します。さらに、ドリームリフターの拠点を整備する近くに501番から503番のスポットを新設し、主にLCF積込対応とします。ただし、このスポットも大型機2機、中型機1機、または小型機5機の駐機ができるようマルチ化します。
セントレアではこうした整備により未利用エリアの活用、既存施設の定時運航率の向上、混雑緩和に繋げ、コンパクトで使い勝手の良いセントレアにするとしています。