イギリス海軍は、空母艦上で使用する遠隔操縦式の航空機牽引車の画像を、2014年1月2日に発表しました。
電動艦載ハンドラー(ESHA : Electric Shipboard Handler Aircraft)と呼ばれる牽引車は、イギリス海軍が建造中の空母HMSクイーン・エリザベスとHMSプリンス・オブ・ウェールズ艦上で、F-35BライトニングIIを移動する際に使用するものです。
イギリス海軍は、リンクス/ワイルドキャット・ヘリコプターやアパッチを移動するのにRAMハンドラーという同様の装置を使用してきましたが、F-35Bが23トンもあるためESHAが新たに開発されました。
試験はアメリカ・メリーランド州のパタクセントリバー海軍航空基地で、イギリス海軍とロッキード・マーティン、牽引車のメーカーであるダグラスが合同で行いました。2018年にクイーン・エリザベスでF-35Bが運用開始されるまでには、ESHAは容易に操作できるようになるはずです。