戦後の国産飛行機第1号、4月20日まで東京で一般公開

戦後の国産飛行機第1号、4月20日まで東京で一般公開

東京・立川市の立飛リアルエステートで、終戦後の国産飛行機第1号の改良機として新立川飛行機が1953年に製作したR-53型軽飛行機、1954年に製作したR-HM型軽飛行機を修復、一般公開しています。4月20日までの4日間限定で、会場は立飛リアルエステート南地区12号棟です。立飛ホールディングスの設立90周年記念事業として開催されています。

R-53型軽飛行機は戦後の国産第1号飛行機として、R-52型軽飛行機の改良型として製作され、両機で日本一周飛行の実績がある機体。その後は航空大学校での練習機として使用され、1957年に新立川航空機に返却されています。最高速度は時速207キロ、上昇限度は4,500メートルで、全長7.5メートル、全幅10.7メートル、全高2.65メートル。設計図面はありましたが、羽布の情報はなく、手探りでの修復だったそう。

また、R-HM型軽飛行機はフランス人のアンリ・ミニエ氏の設計で製作。低速での飛行ができる特徴があり、こちらは機体の操縦席に着座ができます。最高速度は時速150キロ、上昇限度は3,000メートルで、全長5.8メートル、全幅8メートル、全高2メートル。「JA3094」として登録、試作機の飛行後、操縦が難しく量産には至らなかったものですが、日本の航空史を飾る1機です。

なお、4月19日(土)、4月20日(日)は11時から16時まで見学ができます。詳しくは立飛ホールディングスのホームページを参照ください。

期日: 2014/04/17 〜 2014/04/20
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